真理のいのち
―生死即涅槃　まことを学ぶ―　（三版）

生死は仏の御いのち　 生死即ち涅槃なり　 生死一枚 真理と承けて　 尊きいのちを活かすなり　 己の生死は真理のいのち　 己の勝手にしてならぬ　 諸仏は大人なりとあり　 拝んだならば大人になるか　 拝んだからと仏にならぬ　 仏は真理を歩むなり　 己が生死の大事に目覚め　 真理の眼で一切観れば　 一切衆生は仏の子　 衆生を育む己たれ　 己が仏を自覚せん

忱　深い心根　 諦　つまびらか　 信　真っ直ぐ進む　 允　調和が取れる　 惇　重く落ち着く　 愨　堅くきまじめ　 諒　明かな事実　 実　内容充実　 誠　誤魔化し無い 真　仮そめならず　 孚　大切に抱く 恂　行き届いた心　 悃　一途な気持ち

修めと悟り
―一生参学の大事―　（三版）

修めと悟りは一つなり　 智慧働かせ道を行く　 道を歩みて智慧証かす　 教えに限り無きごとく　 学びに終り無かるべし　 思いは行を越える無く　 行は思いを越える無し　 いたずら風に任せずに　 晩学慕いて参学すべし　 人の生死は尊ばる　 尊く生かさん生死なり　 法を教わり道行かん

修証一等　仏法・仏教・仏道